読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秘密のパリへ連れてって(12): Deux bâtiments qui relient Paris et le Japon

FDSブログマラソン「秘密のパリへ連れてって」第12回目です。

題して、Deux bâtiments qui relient Paris et le Japon (パリと日本をつなぐ2つの建物)。

*relier:  (英to link, to bind) 〜を結ぶ、つなぐ

今回のビデオが最後となる、アレクサンドル・レイモン氏の"秘密のパリ"ツアー。 130年前の不可能を可能にする深い愛の力を語ってくれた時、思わず感動してしまいました。

 

さて、2つの建物とは、何を指すのでしょうか?

それは7区に位置する、

 

ラ・パゴッド:

La Pagode (57 bis rue de Babylone)

f:id:rutsuko:20160518105303p:plain

聖フランソワ・グザヴィエ教会:

L'eglise Saint Francois Xavier(12 place du President Mithouard)

f:id:rutsuko:20160518105214p:plain

パリの空の下、快適に散歩して5分足らずの距離にある2つの建物。

ラ・パゴッドは前回ご紹介したデパート"ル・ボン・マルシェ(・リヴ・ゴーシュ)"の創設者であるアリスティッド・ブシコーの未亡人が経営を託した一人が、1870年に愛の力で日本から持ってきた建物。仏教と考えられています。(正真正銘の日本的建物であることを除いて)

旧アール・エ・エッセ系の映画館でもあります。(現在は休館中)

f:id:rutsuko:20160518105333p:plain

もう一つの聖フランソワ・グザヴィエ教会は、16世紀初頭、日本にカトリックをもたらしたフランシスコ・ザビエルの所縁の教会。

f:id:rutsuko:20160518105359p:plain

パリの中の日本を感じてみるのも良いですね。

エアバスも巨大な機械も無い時代に、一人の男の熱意と愛によって、持ってこられた大きな建物La Pagodeの事を語るとき、レイモン氏が「J'ajouterai un dernier point tres important, 」(とても大切なポイントを最後に付け加えたいのですが、)と言っていました。使えそうな表現なので、覚えておこうと思います。

  

*解説ポイントであるフランス語の"冠詞"を学びましょう。

 

本文:

nous passons avec transition par la rue, donc ... à la Pagode qui, autre scoop de mon Paris secret, n'a jamais été une pagode.

 

定冠詞(le, la, les)

1)特定化・限定化

・既に知られているもの(その~、例の~)

・世界に一つしかないもの(le Japon, la Terre)

2)概念化・抽象化
ex: L'homme est mortel.(人間、いつかは死ぬ。)

 

 不定冠詞(un, une, des)

 特定されていないもの、任意のもの

・単数形:1つの、ある~

複数形:いくつかの~ 

la Pagode ...定冠詞:世界に一つしかないもの=「ラ・パゴッド」
une pagode...不定冠詞:不特定のもの=仏塔。パゴダ(釈迦の遺体・遺骨、またはその代替物を安置した仏教建築) 

⇒ La Pagode qui n’a jamais été une pagode.

「ラ・パゴッド」は決して(いわゆる)仏塔・パゴダではありませんでした。

 

また、不定冠詞 + 固有名詞 で、

名詞のある側面をとらえた表現 となります。

・ 固有名詞:un soleil éblouissant(まばゆい太陽)

・ 地名・国名:une nouvelle France(新たなフランス)

・ 季節:un hiver long et rude(長く厳しい冬)

 

un certain Emile Morin ~ (エミール・モランという人)とか、本文でも頻出した不定冠詞。

冠詞の色々な側面が見えてきました!

 

***

*続いて、解説ポイントである関係代名詞dontを学びましょう!

 

本文:

sa veuve avait confié la gestion de l'empire Boucicaut, Bon Marché, à trois gestionnaires, dont un certain Emile Morin.

彼の未亡人はブシコー王国、すなわちボン・マルシェの経営を3人の経営者に託しました。そのうちの一人がエミール・モランです。

 

dont 「ドン」と読みます。

1. dont S + V:補足
2. dont + 名詞:〜を含む ・・・本文では、こちらの意味

 

1. 補足
1) 主語・直接目的語の補足

J’ai une amie dont la mère est française.

⇒ J’ai une amie. 

    La mere (de l’amie) est française.

    私には、母親がフランス人の友人がいる。

 ※dont は、 de + 名詞 を指しているので、ここを探して読む。

 

2) 動詞の補足
Voilà le chien dont il a peur.

⇒ Voilà le chien.

 Il a peur du chien. 

 ほら、あれが彼が怖がっている犬だよ。

 ※avoir peur de~ 「〜が怖い」の "de 〜"の補足となる。

 

3) 形容詞の補足

Il achète un cadeau à Marie dont il est amoureux.
⇒ Il achète un cadeau à Marie.

 Il est amoureux de Marie.

 彼は大好きなマリーにプレゼントを買う。

 ※etre amoureux(amoureuse) de ~ 「〜に恋している」の "de〜"の補足となる。

 

2. 〜を含む ・・・「その内」と訳せば良い!

4) Il y a eu 10 blessés, dont deux grièvement.

 10 名の負傷者がおり、その内 2 名は重傷だ。


5) Il a plusieurs maisons, dont une à Nice.

 彼はいくつも家を持っているが、その内一軒はニースにある。

 

※dontの前に virgule(ヴィルギュル=コンマ)をつけて、「, dont」となっていることに注意。

 

***

今回もたくさんのわからない単語に遭遇。。。

 

confier la gestion a ~ :〜に経営を託す 

neanmoins : <英nevertheless> しかしながら、にもかかわらず

issu(e) <adj>:(de~)出身の、生まれの

        (de~)に由来する

 cette pagode est issue d'une l'histoire d'amour.

    このパゴッドは愛の歴史の物語が起源です。

 

partir au ciel : 天国へ旅立つ=亡くなる

***

 

レイモン氏ともここでお別れですが、きっとパリの空の下でばったり会えたりするんじゃないかなぁなんて思います。

だって、住んでる場所が大体わかってしまいましたよね(笑)

 

では、A bientot!